「学生移動(モビリティ)に伴い国内外の高等教育機関に必要とされる情報提供事業の在り方に関する調査」報告書は、大学改革支援・学位授与機構が平成25年度〜27年度に文部科学省の補助事業の一環として実施した調査研究を報告したものです。そこでは、大学等が外国の学修履歴を有する者からの出願資格・入学審査等を行うにあたって必要とされる公的支援を探るとともに、その審査等の際に参考となる情報を一元的に提供する第三者機関設置へのニーズを測るための調査を行い、その結果をもとに開催したワークショップの報告、及び外国において設置されているNational Information Centerに関する情報も含めてあります。
本報告書は、学生の国際的な流動化の進展に伴って、我が国の大学等が外国の中等教育・高等教育修了資格に関する審査・認証業務を行う際に、また、外国の大学等が日本の高等教育資格や学習履歴に関する同様の業務を行う際に、それぞれどのような情報提供や支援が求められているのかを調査して、今後、大学等に対する公的な支援の在り方を検討する一助となるように提言を行っています。